自己紹介
はじめまして。
40代シングルマザーのあゆみです。
これから書く話はまるでフィクションのようですが、私が経験した事実です。
一部暗い話もありますが、基本ポジティブ思考の私は今それなりに幸せに生きています。
今何かの理由で辛い状況にある方!
私もたくさん辛いことがありましたが、今はどん底人生から這い上がろうと日々奮闘しています。
私は人生はジェットコースターのようだと思っていて、予想外のアップダウンを繰り返しながら人間としての経験値を積んで成長していくのだと思います。
辛い出来事があった時、いつまでも後悔したり落ち込んでいても過去の出来事を変えることはできません。
私は自分の壮絶な経験を通じて、たくさんの大切なことを学びました。
まずは私がシングルマザーになった経緯についてお話しようと思います。
最後にドラマのような「どんでん返し」がありますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
私がシングルマザーになった理由
ずっとこの話をブログに書くか迷っていましたが、シングルマザーになってから2年が経過して私なりに気持ちの整理をしたいと思い、今回記事にすることにしました。
私は現在シングルマザーですが、離婚ではありません。
2年前に夫と死別し、未亡人になりました。
当時は夫47歳、私42歳、娘15歳でした。
私は以前勤めていた保険代理店で上司からパワハラを受け、精神的に参ってしまい仕事を退職しました。
少しゆっくりしようと思って夫も賛成してくれていたのですが、私が退職した翌日に夫が突然病に倒れ緊急入院、介護生活が始まりました。
なぜこんなにタイミングよく夫が倒れたのか今でも不思議に思いますが、結果的に夫が倒れた時に私がそばにいれたことは不幸中の幸いだったと思っています。
闘病時代を思い出すと辛いので病名などの詳細は伏せますが、夫は突然自分の身に起きた現実を受け入れることが出来ず病魔と闘うことを早々に諦めてしまい、私が一人で「絶対パパの病気を治す!」と意気込んでいた感じでした。
私は「病は気から」というのは本当にあると思っています。
同時期に70代の私の父が胃がんと食道がんを患っていて入退院や手術を繰り返し、何度も病院から「覚悟してください」と言われたのですが、父は「絶対長生きするんだ!」という強い思いがあり、今では多少生活に不便はあるものの元気にしています。
夫は退院後はしばらく自宅療養で私は介護生活をしていましが、再度病状が悪化して入院して安心したのも束の間、一年半の闘病の末ある日突然病院で亡くなりました。
最終的な死因は「肺血症」という全く聞きなれない病名でした。
入院していたのになんで?と病院を責めたい気持ちも少しありましたが、コロナで大変な中入院させていただいて娘と私は夫のそばで最期を看取ることも出来たので、病院には感謝しています。
もちろん夫が亡くなったことはとても悲しいですし後悔も山ほどあるのですが、どんどん不自由になる体で先が見えない闘病生活を続けることは本人も本当に辛かったと思います。
最期はとても穏やかな表情だったので、夫は自らの意思で天国に行ったのではないかと私は受け止めています。
どんでん返し
夫とは私が10代の時から付き合っていたので、約23年間一緒にいました。
私は最期の日まで夫一筋でしたし、夫のことが好きでした。
当然夫も私一筋だと信じていました。
ところが夫は残酷なお土産を遺して天国に行ったのです。
遺品整理をしていると、ドレスや高級下着のレシート、私が観たことない映画の半券、隠し口座などが見つかりました。
夫が闘病中によく聞いていた曲はその映画の主題歌でした。
私の中で何かがガラガラと崩れました。
私は絶対に浮気は許せない性格です。
夫は仕事人間でほぼ自宅にいなかったのですが、今となっては本当に仕事だったのかも疑ってしまいます。
病気になる前の数年間、いつもスマホを見ていて私のことは視界に入っていない感じだったのも、そういうことだったのかと納得してしまいました。
今では夫を責めることも、事実を確認することもできません。
夫のスマホはロックされていて解除することが出来ず、調べることもできませんでした。
心境の変化
この出来事を境に私の心の中は悲しみより怒りの方が勝ってしまい、夫への想いも様々な後悔もすっかり消えてしまいました。
当時は他にも義家族との間であれこれ幻滅するような出来事があり、私のメンタルはぼろぼろで「もう過去のことはすべて忘れたい、思い出したくない」という気持ちが強かったです。
夫のことを忘れてはいけないのはもちろんわかっているのですが…。
でも一周忌を迎えたころから、この現実を私なりに受け止めようという気持ちになりました。
夫は人より短い人生でしたが、それなりに楽しい人生を送れたなら良かった。
夫の心の支えになる人が私以外にもいたのなら、それはそれで気が楽です。
もし私一筋のまま天国へ行ったのなら私もその想いに応えなくてはいけませんし、娘がいなければ後を追うことも考えていたと思います。
でも夫が浮気をしていたのなら私も前向きに新しい出会いを探すことが出来るので、今では浮気の証拠をいくつも遺してくれた夫に感謝しています。
壮絶な経験をした私が皆さんに伝えたいこと
まるでドラマや小説のような展開で、私自身たまに自分のことじゃないような(他人事のような)感覚になりますが、私の実体験です。
夫を亡くした後の一年間は本当に辛かったのですが、その頃は毎日YouTubeでBTSを観て現実逃避をしながらなんとか生きていました。
あとコロナ真っ只中だったので、マスク生活や人とあまり会わずに済んだことも気が楽でした。
私の両親に会うのも嫌で、結局コロナを理由に2年間会いませんでした。
皆さまは父親を亡くした娘のことを心配されるかもしれませんが、娘は私以上に冷静に現実を受け入れて毎日普通に楽しく生活しています。
その理由はまた改めて記事に書きたいと思います。
厚生労働省から発表された令和3年の日本の平均寿命は男性は81.47年、女性は87.57年です。
普通に生きていると、自分や家族も当たり前のように平均寿命くらいまで生きるのではないかと考えますよね。
でも死別者のコミュニティでは、事件や事故・病気などで夫より若い年齢で亡くなった方もたくさんいらっしゃいました。
人生いつ終わるかなんて誰にもわかりません。
もしかしたら「明日」はこないかもしれない。
私も数年前までは普通の平凡で幸せな主婦でした。
当たり前で平凡な日常はとても幸せなことなんだと今は思います。
皆さま、今目の前にある小さな幸せを大切にしてください。
私と娘は後悔しない人生を送ろうと心に決めて、今やりたいことを精一杯やっています。
やりたいことをやって、後悔しない人生を送る
この続きのエピソードも色々とありますので、またこちらのブログに書く予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました。